週末ステーブル

競馬の予想と一口馬主を楽しむブログです。

引退と新たな縁

キャロットの出資馬ウィズザベストの引退が決まりました。
私にとって初めての出資馬でしたが、3戦して未勝利での引退となりました。
気性の問題から、強い調教を課すことができず、未勝利戦の期間内に現在の課題を解消していくことが困難な上に、ゲート再審査を課されそうな状況だけに、早めの引退ということになりました。

2年前に入会を試みた際、1次募集で全滅し、1.5次募集で何とか当選した1頭でした。クラブ的には残り物でしたが、牧場での育成はすこぶる順調で、毎回のコメントにわくわくしていました。
昨年のこの時期に入厩してから、ゲート試験に2か月も掛かり、デビューに向けた調教も乗り手の安全が確保できないほどの性格からどんどんとトーンが下がってしまいました。

厩舎については、わかっていて出資したわけですから、この馬でどうこう言うことはないですね。最後は専属のように調教まで乗ってくれた大庭騎手含め、出資馬はたくさんの関係者に支えられて走ることを経験できたので、感謝したいです。

今後の馬選びの申し送りとしては、セール出身馬の取り扱いですね。この馬はセレクトセール落札馬で募集総額3000万円でした。キャロットの大きなメリットはノーザンF生産馬に安価に出資できることですが、セールを経ることでやはり金額的な期待値は下がっていると感じました。
(今回の追加募集でラフィエスタの19がいましたが、セレクトセールで約3000万円で落札された後、キャンセルとなり、募集総額2000万円での追加募集でした。)
繁殖価値を精査し、発展を続けている牧場が一度セールに出したという事実、そしてセールを経たことでコスト上の期待値の低下、この辺りは、今後の馬選びでもポイントとしたいです。



これで、3歳の出資馬がいなくなり、しばらくは2歳馬のデビューを心待ちにすることになります。その2歳馬陣に、先ほど触れたキャロットの追加募集で、新たに1頭を加えることができました。
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おそらく相当な競争の抽選だったと思いますが幸運にもボージェストの19を一本釣りできました。
私の大好きなエアグルーヴの牝系に、こんなにも早く出資できるとは。一口馬主を始めた野望の一つが早くも叶いました。

両トモのボーンシスト持ちですが、早期の手術により、ほかの馬とほぼ同時期の10月に坂路調教を開始していますし、血統・調教動画から競走馬としてのポテンシャルを十分に感じることができたので、一口10万円は決して高くないと思い、2口行きました。
この手術歴に手塚厩舎ですから、年2、3走しかしなくても文句は言わないようにします。足元をケアしながら一走入魂で大成してほしいと思います。
そしてキャロットでこの血統ですからアワブラ入りを楽しみにしています。